トピックス III : インテリジェントナノバイオチップ
大量かつ同時並行的な処理を要求されるポストゲノム時代のバイオ分子の機能解析技術にはDNA チップを始めとするバイオチップ関連技術が必須となっています。特に、実用化・産業化の観点から電気的な信号処理により様々な生体情報を検出することが重要であります。しかし、光学的な手法と比較して再現性の無さ、診断まで掛かる長時間や高コスト等の深刻な問題が指摘されています。 この解決として本研究室ではトップダウンナノテクノロジーである微細加工技術をバイオチップに適用し、生体分子が約1個のみ入ることの出来るナノウェル(井戸)を持つアレイ型ナノウェル電極バイオチップを作製す技術開発して来ました。
(特願2003-403398, 特願2003-403408, 特願2004-346720, 川合知二、李恵りょん
ナノウェルアレイ電極の特徴は、
(1) 生体分子の固定によるシグナルのOn-Off比が飛躍的に向上 →高感度、高速
(2) 少量サンプルでの検出 →低コスト、高速
(3) 凝集体を生成しない →良再現・定量性
が可能となり、現在バイオチップが抱える問題点を解決することが出来ます。また上記の手法に敏速な検出およびコンピュータなどへの信号送出が容易な電気的な信号検出法を適用することにより、従来無かった高感度を実現し、再現性が高い正確な小型医療分析ナノシステムの開発が可能です。
